脊椎の正しい形と「パソコン作業」の姿勢について
- 2021/12/20
首や肩のこりや痛みには、骨格のバランスのゆがみが大きく関係しています。
人体の中心には、頭蓋骨かた骨盤まで「脊椎」が通っていますが
その脊椎は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎で構成されています。
そして本来、S字状に、緩やかに湾曲しているものです。
このS字カーブは、荷重負担や衝撃をうまく分散させるようにできており
一か所に強い力が加わっても、それをしなやかに受け止めて
衝撃や負担をうまく緩和させることができる、非常に合理的なデザインでもあるのです。
私たちが重い頭をのせながらも、直立して活発な活動をしたり
さまざま運動ができるのは、この緩やかなカーブがあってこそ。
このカーブが崩れたり、なくなってしまったら、どうなるのでしょうか?
荷重負担を分散できなくなるため
約6キロもある頭の重みが、まともに脊椎にかかってくるようになります。
そして、緩やかなS字カーブが消失し、まっすぐになる
いわゆる「ストレートネック」になってしまう可能性が高くなります。
この「ストレートネック」を生み出す最大の原因。
それは、前かがみの姿勢や、うつむきの姿勢を長時間続ける生活習慣にあります。
原因の99%が、ここから来ているといっても、過言ではありません。
・パソコンの画面にくぎ付けになっている
・長時間のデスクワークをしている
・車の運転をすることが多い。運転時間が長い。
このように、一日のほとんどが「前かがみ」や「うつむき」で過ごしている人は
この現代において、少なくないのではないでしょうか?
仕事などでやむを得ないこともありますが
「首や肩をいたわる生活習慣」を意識することが大切です。
慢性的なコリや痛みがある方は、お気軽にご相談ください。
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